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未確認:大手のしがらみに、ジャストミート

作成者: kakugawa|Aug 27, 2026, 12:00:00 AM

こんにちは、鉄飛テクノロジーの岡田です。

大手企業のお客様と話していると、よく聞く言葉があります。

「わかっているんですけど、変えられないんですよ」

組織のしがらみ、既存システムの契約、部署間の力関係、過去の判断との整合性、社内政治──理由は色々ありますが、要するに「変えたくても、変えられない事情」が、大手には山ほどあります。

これを、日本の企業の悪癖と、批判する人もいます。「だからダメなんだ」「もっと大胆な変革を」「アメリカの企業を見習え」と。

私は、そう思いません。

先日、相談相手と話していて、面白い言葉が出ました。「大手にはしがらみがある。それにジャストミートするんです。しがらみジャストミート、って感じですね」。

いい言葉だと思いました。しがらみを、否定しない。しがらみを、乗り越えろとも言わない。しがらみを、そのまま尊重して、その中で、業務を良くする方法を考える。

私たちが提案するのは、まさにこれです。

例えば、ある大手のお客様。決済ワークフローは、二十年前に導入したシステムで動いています。今から見ると、ユーアイも古いし、機能も少ない。でも、これを止めるわけにはいかない。全社員が使っている。関連する運用ルールも、二十年かけて積み上げてきた。

ここに、私たちは、こう提案します。

ワークフローシステムは、そのままにしておきましょう。決済のプロセスも、承認者の設定も、通知の仕組みも、何も変えません。

ただ、そのワークフローが吐き出す帳票や資料の、置き場所と、探し方だけを、私たちに任せてください。過去の帳票が、瞬時に検索できるようになります。関連資料が、ワンクリックで参照できるようになります。監査時の資料提出が、桁違いに早くなります。

ワークフローシステムには、指一本触れません。周辺の情報基盤だけを、しっかりと整える。

これで、決済業務そのものは変わらないまま、周辺業務が、大きく楽になります。しがらみは、そのまま。

もう一つの例。ある大手企業では、部署ごとに違うファイルサーバーを持っています。全社統合しようという議論は、十年前から出ているけれど、部署間の合意が取れず、進まない。

「じゃあ、統合はしないでください」と私たちは言います。統合するには、社内政治のパワーがいります。それは、あなたの会社の課題であって、うちの製品で解決するものではない。

その代わり、複数のファイルサーバーを横断して検索する仕組みを、上に載せます。ファイルの実体は、各部署のサーバーに置いたまま。でも、検索する時だけ、統合されているように見える。

これで、統合したのと同じ結果が、部署間の政治的な調整なしに、得られます。しがらみは、そのまま。

「軸足を、動かさない」というのは、そういうことです。動かせない部分を尊重する。その周りだけを、改善する。

大手企業ほど、しがらみは強い。変えられない事情は、多い。だから、大手ほど、私たちのやり方が合います。

「うちは、大手だから、あなたたちの製品には合わないでしょう」と諦めていた方こそ、話を聞かせてください。大手だからこそ、しがらみジャストミートで、業務は改善できます。