こんにちは、鉄飛テクノロジーの岡田です。
先日、角田さんとの打ち合わせで、面白い話がありました。角田さんは、以前EC物流の代行会社にいたそうです。そこで一番売れたタイミングは、いつだったか。
答えは、「大手のヤマトフルフィルメントサービスが、急に終了する」と発表された時。
その一週間で、20社の受注があったそうです。同業他社を必死に営業していた時期より、はるかに多い。お客様は、代わりを探していた。今すぐに。
この話を聞いて、私は自分たちの商売のことを思い出しました。
うちの製品が売れる時、意外なことに、パターンがあります。ある日、お客様のところに、こういうメールが届くのです。
「拝啓 平素より弊社製品をご利用いただき、誠にありがとうございます。この度、弊社文書管理システム『◯◯』は、2026年6月末日をもちまして、販売およびサポートを終了させていただくこととなりました」
このメールが届いた瞬間、お客様の情シスの担当者は、青ざめます。何年もかけて溜めてきた数十万件の文書。従業員が毎日使っている検索。すべての行き先を、突然、探さなければいけない。
そういう時、複合機ベンダーのSEさんが、お客様に呼ばれます。「うちの文書、どうすればいい?」と。SEさんは、いくつか代替案を並べる中で、うちの名前を出してくれることがあります。「鉄飛というところが、FileBlogという製品を作っていて、既存のフォルダ構造を維持したまま乗せ換えられます」と。
そうして、うちに問い合わせが来る。「駆け込み寺」のような案件です。
正直に言うと、こういう仕事は、私は好きです。理由が二つあります。
一つは、お客様が本当に困っているから。困っている人の役に立つのが、私たちの仕事です。
もう一つは、他社の後始末をすることで、私たちが何を大事にしているかが見えてくるから。終了する製品は、パッケージとしては優秀でも、お客様の会社1社1社に、深く根を張っていなかった。だから、事業を畳める。私たちは、逆です。1社1社に根を張って、離れられない仕事の一部になりたい。
「あなたの会社は、大丈夫ですか」
もし、社内の文書管理システムから、そういう終了案内が来たら。あるいは、5年後にそうなりそうな予感がしているなら。話してみてください。
「駆け込み寺」で結構です。それが、私たちの得意とするところです。